つのおブログ

2014年10月14日 火曜日

ビタミンDが喘息に効果的!?

ワシントン大学の研究により、喘息とビタミンDに関係があることが分かりました。
アメリカに住む軽~中度の喘息患者408名に対して試験を行なったところ、
全員がビタミンD欠乏症(20ng/ml未満)であることが分かりました。
(被験者の血中ビタミンD濃度の平均は18ng/ml)

喘息患者を2つのグループに分けてビタミンDサプリメントとプラセボを服用してもらいました。
ビタミンDサプリメントのグループは、初回のみ10万IU、その後は毎日4,000IUを投与しました。

結果、(1)さらに投薬が必要となる率、(2)喘息の発作回数、
(3)緊急治療が必要となる頻度、以上3点において両グループで違いは見られず、
患者の生活の質(アンケート回答に基づく)も改善していませんでした。

しかし、吸収ステロイド薬の必要量に関しては、ビタミンDを服用したグループで
有意に減少している
ことが分かりました。
両グループの参加者の症状と相談しながら吸入ステロイド薬の使用量を
徐々に減らしていったところ、研究期間が終了する28週間後の時点で、
ビタミンDのグループではステロイドを111mg/日まで減らせたのにたいして、
プラセボのグループでは126mg/日までしか減らせませんでした。

吸入ステロイド薬の副作用(体重増加や糖尿病、高血圧などのリスク)を減らす観点から見ると、
意味のあるデータです。

Effect of vitamin D3 on asthma treatment failures in adults with symptomatic asthma and lower vitamin D levels: the VIDA randomized clinical trial.
(JAMA. 2014 May;311(20):2083-91. doi: 10.1001/jama.2014.5052.)
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/
?term=Effect+of+Vitamin+D3+on+
Asthma+Treatment+Failures+in+
Adults+With+Symptomatic+Asthma+
and+Lower+Vitamin+D+Levels%3A+
The+VIDA+Randomized+Clinical+Trial




投稿者 つのおクリニック